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2010-05-28

六根清浄の大祓(17)

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六根清浄の大祓(16)

六根清浄の大祓(古今宗教研究所)

口に諸の不浄を言ひて 心に諸の不浄を言はず

前回は、この部分が六根のうちの舌識(ぜっしき)ではなく、身口意の三業のうちの口業(くごう)であることから、六根清浄の大祓が問題にしているのは、仏教における六根のみならず、身口意の三業を含んだ、阿頼耶識に蓄積されうる情報すべてであるということを見てきました。

「意に諸の不浄を思いて 心に諸の不浄を想わず」というのは、意根と意業どちらにもとれますから、六根と身口意の三業のうち舌識と身業(行為)が抜けているということになります。だからといって、眼根・耳根・鼻根・身根・意根と口業・意業だけというのは変な話ですから、「眼に諸の不浄を見て」から「心に諸の不浄を想わず」までで六根と身口意の三業すべてを表しているとするのが妥当です。

そして、六根と身口意の三業すべてというと、それは阿頼耶識にインプットされる情報のすべてということになるわけです。

では、「口に諸の不浄を言ひて 心に諸の不浄を言はず」ということなのですが、自分が自分の口に出したことを、阿頼耶識にマイナスのデータとして蓄積しないなどということが可能なのでしょうか。

そもそも、前に書いたように、もっとも手っ取り早く阿頼耶識にデータをインプットする方法として言葉を活用するわけですから、マイナスの言葉だからインプットしないなどという都合のいいことがあるはずがありません。

どういうことでしょうか。

身口意の三業(行為・言葉・思考)のうち、もっとも影響が大きいのは、実は口業(言葉)だと言われています。というのは、言葉というのは口から発すると同時に耳から情報として入ってきます。つまり、主体的な行為であるとともに、外部からの情報ともなって、二重の影響を与えるからです。

しかも、言葉というのは肉体を活かしたり殺したり傷つけたりはできませんが、心を活かしたり殺したり傷つけたりすることができます。とすれば、行為や思考より心に与える影響が大きいのは当然でしょう。

ですから、言葉というのは仇やおろそかにはできません。「口ぐせが人生をつくる」というぐらい、言葉の影響というのは大きいのです。

これを詳しく考えると、また長くなりますので、いずれに機会に考えるとして、では「心に諸の不浄を言わず」というのはどういうことかということを考えてみたいと思います。

これには、大きく二つの要素があります。

第一はごく簡単で、否定的な言葉を発して阿頼耶識にマイナスのデータをインプットしたなら、それ以上に肯定的な言葉を発して阿頼耶識にプラスのデータをインプットすればよいということです。できれば前に発した否定的な言葉を否定するような言葉であれば、なおいいでしょう。

例えば「今日は寒いな」と言ってしまったならば、「気持ちが引き締まるなあ」と続けると、全体として肯定的な言葉になります。あるいは「疲れたなあ」と言ってしまったときは、「ここが自分の力の見せ所だ」と続けるとよいでしょう。要は、定的な言葉ではなかったことにしてしまえばいいわけです。

そういう言葉が思いつかないときは、「でも、よかった」と言っておけば、よかったということになります。よかったと思えなくても、言葉だけ出しておけば、そのぶんはマイナスを相殺して、プラスの情報としてインプットされます。

五官から入ってくる情報と同じく、プラスの解釈を施せばいいということですが、自分の言葉の場合、単に解釈を施すだけでなく、そういうことにしてしまえるというところがポイントです。

それだけでは不十分だと思ったり、その場では否定的な言葉だけで終わってしまったという場合は、プラスの言葉をたくさん出せばよいでしょう。そもそも一切マイナスの言葉を阿頼耶識には入れないなどという発想自体が完璧主義のマイナス思考ですから、入ったマイナスを上回るぐらいのプラスを入れればいいと思うぐらいがちょうどいいのです。

古事記には黄泉比良坂での伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の問答がありますが、そこで伊邪那美命が「あなたの国の人を一日に千人殺しますよ」と言うと、伊邪那岐命は「ならば、私は一日に千五百人が生まれるようにしよう」と答えました。

ということで、日本人は国の始まりのときから無理にマイナスを除去しようというのではなく、それ以上のプラスにしようという発想で対処してきたのですから、日常の言葉でも、千回否定的な言葉を使ったら、千五百回肯定的な言葉を言うという発想でよいと思うわけです。

続きます。

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