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2010-06-21

日々家内心得の事と慎誡

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日本の新宗教といってもいろいろあり、年代的にも江戸時代に現れたものから今できつつあるものまでありますし、規模についても法人になってない小規模なグループから八百万世帯を称する大教団まであります。

新宗教といえば(特に新興宗教という言い方をすれば)いかがわしいものという印象がありますが、2千年前にはキリスト教も新宗教でしたし、2千5百年前には仏教も新宗教でした。

浄土宗や真宗、日蓮宗などは鎌倉時代の仏教系新宗教です。およそ創唱宗教で新宗教でなかったというものはありません。

あるいは、伝統宗教を称していても、教えや実践の内容を見ると、いかがわしい類の新宗教と変わらないところもあります。しっかりした新宗教のほうが、よほど宗教として優れていると思われることもあります。例えば元信者団体と骨肉の醜い争いを繰り広げている宗派とか。

それはともかく、「心神(わがたましい)を傷ましむることなかれ」という観点から見ると、日本の新宗教の中には優れた教えを持つ教団が少なくないのですが、その中でも黒住教と金光教は非常に優れた内容を持っていると思われます。

いずれも岡山県に出現した教団で、黒住教は黒住宗忠、金光教は金光大神(赤沢文治)を教祖とします。

黒住教は文化11年(1814)を立教としますから、まもなく200年になろうという歴史があり、金光教は安政2年(1855)ですから、これも150年以上の歴史があります。昨日今日できたような教団とは一括りにできない伝統があるわけです。

どちらも神様にお願いして何とかしてもらうというよりも、自分が正しい心(信心)を持つことによって神様の力が働き、自ずから救われていくという考え方がありますので、心の持ち方ということが非常に重視されます。

そういう考え方ですから、「心神(わがたましい)を傷ましむることなかれ」ということを考える上で、非常に参考になるわけです。

それぞれの教えを端的にまとめたものとして、黒住教には「日々家内心得の事(にちにちかないこころえのこと)」、金光教には「慎誡span class="ruby1">(しんかい)」というのがあります。どちらもわかりやすい言葉で、当たり前のことのようで、よく考えれば深い意味があります。

今回はこれを紹介したいと思います。

まずは黒住教の「日々家内心得の事」から。

もともと黒住宗忠は青年の頃から自身の修行の目安としての五ヶ条がありましたが、立教の後、自分自身と家族の心得として七ヶ条をまとめました。これが教えの中心となったものです。

日々家内心得の事
一、神国の人に生まれ常に信心なき事
一、腹を立て物を苦にする事
一、己がまんしんにて人を見下す事
一、人の悪を見て己に悪心をます事
一、無病の時、家業怠りの事
一、誠の道に入りながら心に誠なき事
一、日々有り難き事を取外す事
右の条々常に忘るべからず
恐るべし恐るべし
立ち向かう人の心は鏡なり 己が姿を移してやみん


次に金光教の「慎誡」。

もともと金光大神は教えを書きとどめることがなかった。しかし、教線が広がるにつれ、官憲の干渉を避けて円滑な宗教活動を行うためには別派独立が必要だという動きが教内から起こってきた。その準備の一環として、明治15年(1882)以降、教祖が神の許可を得て、教えを箇条書きで記すようになりました。これが「慎誡」12ヶ条と「神訓」80ヶ条です。

真の道の心得
一、神国の人に生まれて神と皇上(かみ)との大恩を知らぬこと。
一、天の恩を知りて地の恩を知らぬこと
一、幼少の時を忘れて親に不孝のこと
一、真の道におりながら真の道をふまぬこと
一、口に真を語りつつ心に真のなきこと
一、我が身の苦難を知りながら人の身の苦難をしらぬこと
一、腹立つは心の鏡のくもること。
一、わが心の角(かど)でわが身を打つこと。
一、物毎(ものごと)に時節を待たず苦をすること。
一、まめな時家業をおろそかにし物毎におごること。
一、信心する人の真の信心なきこと。


「人の悪を見て己の悪心をます事」「日々有り難き事を取外す事」「我が心の角でわが身を打つこと」「物毎に時節を待たず苦をすること」など、ハッとさせられる内容です。

心神(わがたましい)を傷ましむること莫れ。ありがとうございます。

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