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2010-06-22

金光教祖の御理解

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金光教の教典には、教祖の没後、信者たちから聞き取った話が「御理解集」として納められています。短いものから長いものまであり、信者の理解のレベルもまちまちではありますが、それだけに、当時の様子が活き活きと伝わってきます。

例えばこんな感じです。

「津川さん、あなたもよく堪忍なさる。神様が感心しておられる。それでなければならないが、もう一つ進むがよい」
「はい、どのようにでございますか」
「あなたは、腹が立ってもこらえてこらえて、それを腹の中へおさえこんでおられる。それではわが体をこわす。もう一つ進んで、腹の立つことを知らないということになるがよい。それには、悪いことがきても、『これは自分が犯した罪のめぐりか、先祖の犯した罪のめぐりであろう。これで、一つめぐりを取り払ってもらうのだ』と思うがよい。また、それに相違ないのであるから」
と言われた。恐れ入った。そして、困った。なかなか信心はできるものではないと思った。
(津川治雄の伝え)


非常に味わい深い内容です。

仏教の六波羅蜜(ろっぱらみつ)にも辱めに堪える忍辱波羅蜜(にんにくはらみつ)というのがあり、だいたいにおいて堪忍する、我慢するという意味に考えがちですが、そうではなくて、腹が立たないように智慧によって原因から取り除くということでしょう。

金光教祖の御理解には信心のあり方を教えたものがたくさんあります。

お祓は神に奉るものではない。自分の戒めのために書いた物。一度読んでも、それをわきまえれば、年中言い通した者よりましじゃ。何百度あげても、神がお受けくださらねば、言うたお祓は消えてゆく。消えてゆけば相損になって、時間を費やせば家業はできず、家が貧乏になって、人にそしられ笑われて、神様のごひれいを汚すことになるぞ。
(島村八太郎の伝え)


近藤さん、車屋さんの例えで話すとのう、客が、急ぎの用があるから明日は早く人力車を回してくれと、宵に頼みに来られても、その車屋さんが朝起きて、神様にお礼したり大祓をあげたりしておっては、そのために暇が費えて、せっかくの一番仕事をはずしてしまうことがある。それでは神様にご無礼となる。そんなときは、顔を洗えばすぐ茶づけでもかきこんで、向こうで待つぐらいに出て行け。そして、客を乗せてしまって、かじ棒を握ったら、それから、生神金光大神様、生神金光大神様と、走りながら神に例を言え。客も喜び、仕事も間に合い、それで十分、神には届く。
(近藤藤守の伝え)


信仰を持たない人にとっては当たり前の話のようですが、信仰を持つと、それが一種の強迫観念のようになって、かえって生活に支障を来すことがあります。金光教祖の教えは、そのあたりが非常にバランスが取れています。

「六根の祓をあげていましても、胸へ何やかや雑念が出て来て困ります。あなたはどうでありましたか」と金光様に伺ったところ、
「私も出ていた。それが出ないようになれば、その方は神である」
とおっしゃった」
(池田富助の伝え)


このような言葉を聞くと、ホッとします。

私はよく思うのですが、自分たちの教祖を生まれながらに素晴らしい人、完全無欠の人にしたがる信者たちがいます。しかし、生まれつき優れていて、そのまま優れた人でいる人と、普通の人として生まれ、それから立派になった人と、どちらが価値があるかというと、それは考えようでしょう。

まして、私たちが実践していく上では、自分たちレベルから立派になった人の教えのほうが役に立つと思われます。人には資質というのがありまして、我々凡人にとって、初めからできる人と同じことというのは、なかなか実行できないものだからです。

まあ、だからといって、六根清浄の祓をあげていて、胸に雑念が湧かないようになるまでになるというのも大変なことなのですが。

つぎつぎに難が多く、家相を見てもらったところ、雪隠(便所)が悪いから、よく掘って、汚い物が残らないように土を入れかえよと言われ、そのとおりにして、金光様にお話し申したら、
「そのようにして掘っても、掘った土の持って行き場はなかろう」と仰せられ、恐れ入った。
(石井里次の伝え)


実に恐れ入ります。

心神(わがたましい)を傷ましむること莫れ。ありがとうございます。

※御理解は『金光教教典』(金光教本部教庁)による。

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