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2010-06-23

人の縁こそ解決の鍵

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昨日、広島のマツダ宇品工場で11人が死傷する無差別殺人事件がありました。犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われたかたにお見舞い申し上げます。

マツダ工場 元従業員暴走 不安定な雇用、トラブル続発(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000031-san-soci


逮捕された引寺利明容疑者は、マツダで期間従業員として働いた経験があった。平成20年の東京・秋葉原の無差別殺傷事件で逮捕された男も、自動車メーカーへの派遣契約打ち切りに遭っていた。犯行との因果関係は不明だが、期間従業員や派遣社員が置かれている不安定な状況は社会問題となっている。(以下略)

上の記事で、ノンフィクション作家の佐野真一氏は「背景に派遣労働者の問題があると決めつけるのは時期尚早だ」とコメントしていますが、その通りだと思います。

不安定な雇用、ひいては将来が不透明な社会が、人の心に巣くう不安や殺意を表面化させやすくしていることは間違いありませんが、そういう状況で無差別殺人を起こす人などごくごくまれにしかいないわけですから、本質的には当人の問題だと思います。

なにより、この犯人は今年3月に期間従業員としてでも採用されているのですから、むしろ恵まれているほうです。この時、採用されなかった人だって少なからずいたはずです。にも関わらず、一身上の都合で退職したというのは、本人になんらかの問題があったと考えるのが自然です。

まあ、そういう問題も、育ってきた環境その他によって作られてきた面もあるでしょうから、私としては一概に本人を責めるのも酷だとは思います。しかし、だからといって他人を殺したり傷つけたりしてよいということはありえないわけで、やはり責任は本人以外に求めようがありません。

とはいえ、最近のいろいろな問題を見るにつけ、人間関係の希薄かがさまざまな問題を増幅させているのではないかと思えてなりません。

人間というのは弱いものです。どんなに知力や体力があっても、一人の人間にできることなどたかがしれています。人-間という言葉が示すように、人とのつながりによって強くなることができるのではないでしょうか。

例えば、いじめの問題でもそうです。

実は、私も小学校5年のときにクラスでいじめにあった経験があります。後で聞くと、いじめの中心になったクラスメートは家庭にいろいろ問題があったそうで、それも気の毒な話ですが、そうはいっても、やはりなかなかつらい体験でした。

が、それほど深刻な問題にならなかったのは、私自身に多重的な人間関係があり、学校だけがすべてではなかったということが大きいと思います(もちろん、いじめといってもそれほど陰湿なものではなく、あまり酷いときは酷いととっくみあいの喧嘩もしましたから、今のいじめと比較できるかどうかはわかりませんが)。

まず、田舎で、しかも祭が盛んな地域でしたから、町内での子ども同士のつながりが強く、学校のクラスメートとの関係に匹敵する重みを持っていました。ですから、クラスではつらい思いをすることがあっても、家に帰れば受け入れてくれる仲間がいたわけです。

また、近所にいとこもたくさんいましたし、その他の人間関係もありましたから、いじめの関係というのは自分の人間関係のうちの一部分でしかなかったわけです(それでも学校というのは大きいですが)。

ところが、もし、自分の人間関係の大半が学校で、それ以外は家族ぐらいなどということであれば、学校でのいじめから受けるダメージは深刻なものになります。でもって、いじめで苦しんでいる子どもというのは、そういう状態の子が多いのではないかと思われるわけです。

今回の事件の犯人も、あまり親しい人間関係はなかったようです。

近所住民ら「地味」「幼少時、人見知り」 マツダ工場11人殺傷(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000514-san-soci


 広島県のマツダ工場で、従業員らが乗用車にはねられ、1人が死亡、10人が重軽傷を負った事件で、殺人未遂容疑などで逮捕された元期間社員、引寺(ひきじ)利明容疑者(42)は、周囲には「地味」「おとなしい」と映っていた。マツダの期間社員を辞めた後には、市内にあるゴム製品加工工場で派遣社員として働くなど、職を転々としており、親しい人付き合いはあまりなかったという。

 広島市内の引寺容疑者の実家周辺の住民によると、引地容疑者は両親と妹の4人家族。引寺容疑者は市内の工業高校を卒業後、自動車関連会社に就職した。働き始めてしばらくは実家暮らしで、近くの住民らは「普通の人だった」と口をそろえる。近所の主婦によると、子供のころの引寺容疑者は「顔を合わせてもあいさつしない。人見知りする子だった」。

 引寺容疑者は現在、アパートの2階の一室で1人暮らし。近所づきあいはなかったが、近くに住むパート店員の女性は(52)は、犯行に使われたファミリアとみられる青い車に乗って出勤するのを数回目撃。「地味な印象だった。事件を起こしたと聞いてびっくりした」という。
(以上引用)

もし、愚痴をこぼしたり何でも話したりでき、励ましてくれる相手がいれば、こういうことにはならなかったのではないかと思います。

宗教団体など、団体を作るのであれば、そういう人間関係の回復のためにやればいいのですが、どうしても自分たちの主張を押しつける方向に走りがちなので…

とはいえ、人間関係というのは、周りがいくら気を使っても限界があって、最低限、本人が周りからの呼びかけに答えようとしなければなりません。どうしても、本人が少しだけ自分を変える努力をしなければ、周囲のできることには限界があります。

周囲から押し出されたとき、あるいは引っ張られたとき、それに乗っかる、ほんの少しの勇気を持ってもらえればと思わずにはいられません。

ほんの少しといっても、自分を変えることは苦しいことです。しかし、ほんの少しの苦しさを耐えて自分が変わったとき、それまでの自分がどれほど不必要な苦しみを背負っていたかということに気づきます。

同時に、周囲の私たちも、そういう人に如何に手をさしのべるかを考えなければなりません(これが本当に難しいのですが)。それは、人として苦しんでいる人を助けるというだけのことではありません。今回のような事件を防ぎ、それによって苦しむ人を増やさないためにも必要なことです。

いかにして人間関係を回復していくか、人の縁を取り戻すか、それが解決の鍵であろうと思います。

心神(わがたましい)を傷ましむること莫れ。ありがとうございます。

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マツダ宇品工場

マツダ11人殺傷容疑者「夜眠れん」と退職願 ‎4 時間前‎ 広島市南区のマツダ本社工場で、元同社期間社員 引寺 ( ひきじ ) 利明容疑者(42)が乗用車で同社社員らをはね、11人を殺傷した事件で、引寺容疑者が同社に勤務していた当時、「夜

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