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2010-07-16

金光大神(12)

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文治の実弟・香取繁右衛門(かんどり しげえもん)が神懸かりになり、金神の御用を勤めるようになってから、文治は繁右衛門のもとに熱心に通うようになります。

繁右衛門に懸かった金神は、自ら「金之神(かねのかみ)と称します。金光教では「金乃神」とされます。

繁右衛門が神懸かりになった翌年の正月(神前奉仕を始めて約2ヶ月)には、文治に対して「金乃神下葉の氏子」(『金光大神御覚書』での記述)という称号が与えられていますから、かなり早い時点から「金之神(金乃神)」と称していたと思われます。

これは、繁右衛門や文治の信仰していた金神が、単なる方位神・祟り神ではなく、それを越えた神、天地の親神として現れてきたことを示しています。といっても、これは必ずしも金神が天地の親神ということだというより、金神を媒介として、天地の親神が金乃神として現れたというほうがよいと思いますが、この問題はいずれ考えたいと思います。

ともかく、文治は、それまでの人生で、神の意志がわからない中で、自分にできる最善を尽くしてきましたが、四十二歳の大患の時、その限界を悟らされました。ですから、金神の意志を直接に伺うことができるというのは願ってもないことだったに違いありません。

また、それに応じたおかげも受けることができました。

『金光大神御覚書』には、次のようなエピソードが記されています。安政4年(1857)の12月といいますから、繁右衛門が神前奉仕を始めてから一ヶ月ほどの頃のことです。

その頃、妻・とせは妊娠中だったのですが、体の具合が悪いので、文治は繁右衛門のところへいって金神様に祈願をしました。すると、「お前の妻に考え違いがある。この子を育てるまいと思っておる。この子を育てよ。そうすれば、今日から身を軽くしてやる。この子を育てなければ、親に障りがある。この子を育てよ。この子を最後の子にしてやろう」とお知らせがありました。

帰って妻にそのことを話すと、「子どもが多いので、今度の子は育てるまいと思っていました。しかし、神様がそうおっしゃるのでしたら、育てる気になりましょう」と言いました。

すると、翌日から身が軽くなり、端で布を織ることがよくできるようになり、仕事もさしつかえなく何でもできるようになったといいます。

そして、元旦に参拝した時には、お腹の子は5日か17日に生まれるとお知らせがありました。そして、お知らせ通り、17日の午後10頃、無事に女の子が誕生し、このと名付けられました。しかも、その日は夕方まで野良仕事をして、家に帰ってから産気づいたということで、金神様のおかげを実感したのでした。

この元旦の参拝では、文治の信仰にとって重要なお知らせがありました。それは、上にも書いたように、「金乃神下葉の氏子」という称号が与えられ、拍手(かしわで)が許されたことです。

「戌の年(文治)は神の言う通りにしてくれ、その上に神と立ててくれたので、神も喜んでいる。その礼として、金乃神が戌の年に柏手を許してやるから、神社があれば、よその氏神などとは言わず、大社であろうが小社であろうが、柏手を打って一礼をして通るように。お前のことを金乃神下葉の氏子として日本中の神々へ届けをいたしてやるから、神が受け返答をするようにしてやる。
戌の年、今まではいろいろと思いがけない出来事や不幸、苦難を受けたが、これからは、何事も神を一心に頼め。意志や祈祷者がいらないようにしてやるぞ。このようなことは、ほかの氏子には言わない」


「金乃神下葉の氏子」というのは、金乃神の庇護のもとにある氏子ということです。また、拍手を許されるというのは、当時、拍手を打つというのは、神が扉を開いて人の願いを聞き届けるということを認められるということで、文治は慎みの心から柏手を打つことを控えていたそうです。

つまり、これまでは一般人としての信仰だったのですが、ここから金乃神との関係を通して、教祖・生神への段階を踏んでいくことになるわけです。そして、それは文治だけではなく、すべての人が生神になっていくための先駆けの道でもあったのでした。

続きます。

心神(わがたましい)を傷ましむること莫れ。ありがとうございます。

参考:
『金光大神』『金光教教典』(金光教本部教庁)
『新訳 金光大神御覚書』(金光教日本橋教会)


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