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2010-01-23

これは宗教迫害だ

結論から言えば、司法を悪用した悪意ある一部のクリスチャンによる宗教迫害です。

市有地神社「違憲」、氏神様など数千件影響も(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100121-00000182-yom-soci

憲法の政教分離原則に違反するかどうかが争われた、北海道砂川市を巡る住民訴訟。神社の敷地として市有地が無償提供されていたことに、最高裁大法廷は20日、政教分離訴訟として2件目となる違憲判断を示した。

 公有地上に宗教施設があるケースは、「全国的に数千件にとどまらない」(砂川市の上告理由書)との指摘もあり、判決が与える影響は大きそうだ。

 砂川市ではこの日、「違憲」判断を受け、菊谷勝利市長が記者会見。訴訟となった2神社のほかにも市内に2か所、市有地を無償で使わせている神社があることを明らかにした。空知太(そらちぶと)神社について「関係者や弁護士らと相談し、最高裁の決定に従って一日も早く解決したい」と述べた上で、訴訟外の和解協議についても検討していく考えを示した。

 財務省や文化庁などによると、神社は明治時代に国家管理となり、敷地も公有地化された上で無償で貸与された。しかし戦後、政教分離の観点から、「社寺等に無償で貸し付けてある国有財産の処分に関する法律」に基づき、無償で譲渡されるなどした。

 国有地以外の公有地も国の通知によって同様の扱いになっており、現在、宗教法人化している神社約8万社の敷地は基本的に神社の所有になっていると見られる。

 ところが、国内には宗教法人化していない“地域の氏神様”のような小さな神社や、神社と一体化し、ふだんは公民館として利用されている施設も多数ある。今回の両神社もこうしたケースで、大法廷は「無償譲渡の申請が出来ないまま、神社などの敷地になっている公有地が相当数残っていることがうかがえる」と指摘している。

 また、公有地である公園内の慰霊施設で仏教式による慰霊祭が営まれていたり、殉教碑の前でカトリック式のミサが行われていたりするケースもあるなど、神道だけの問題ではないとの指摘もある。


記事を読んでもわかるとおり、別にわざわざ市有地に神社を建立し、積極的に援助したわけではなく、歴史的な経緯でそうなってしまったに過ぎません。

だいたい外来宗教(侵略宗教)である日本のキリスト教と違い、地域共同体に根ざしていますから、著しく文化や生活、習俗そのものと密着しているわけです。

歴史的経緯のために宗教法人化もしていない神社が市有地にあったとして、それで国家神道(という概念自体幻想というか、作られたものですが)が復活したり、キリスト教が迫害されたりするはずがありません。つまり、これは政教分離を名目にしていますが、実質的に悪意ある一部のクリスチャンによる神道の迫害が目的だと見て間違いありません。

だいたい私は、昔、クリスチャン新聞(プロテスタントの新聞)などを見て呆れたのですが、彼らが政教分離について語る場合、政教分離そのものに価値をおいているのではなく、キリスト教国家には政教一致を、非キリスト教国家には政教分離を求めているのです。

このことを理解するためには、キリスト教の持っている凶悪な侵略性というものについて正しく知っておく必要があります。

愛を説く宗教といわれるキリスト教には多くの美徳があり、マザー・テレサに代表されるように、その偉大な実践者も数多くいます。日本でも賀川豊彦や蟻の町のマリアと呼ばれた北原怜子など歴史に名を残す人もいますし、無名のまま、しかし周囲に愛を実践している人も数多くいるでしょう。

しかし、一方でキリスト教には異端・異教に対する迫害という点で、もっとも実績を持っている宗教という事実があります。キリスト教徒は自分たちが受けた迫害ばかり語りますが、歴史的に見れば自分たちがした迫害のほうが徹底しているのです。

その第一歩はローマ帝国においてです。ローマにおいて公認宗教となり、さらに国教となったキリスト教は、国家権力と結びついて他宗教を徹底的に弾圧しました。宗教施設の破壊はもちろん、法令で異教徒を死刑にするところまでやっています。

今に伝わっている異教徒の殉教として、アレキサンドリアの高名な女性学者であったヒュパティアの虐殺があります。

ヒュパティアは新プラトン主義の学校の校長で、そのたぐいまれな知性と謙虚さ、そして美貌で知られていいました。415年、アレキサンドリアの総主教キュリロスの手下の修道士は彼女を学校に向かう馬車から引きずり下ろして教会に連れ込み、裸にして、垣の貝殻で切り刻んで殺したといいます。なお、その首謀者であるアレキサンドリアのキュリロスは聖人に列せられ、教会博士の称号を受けています。

ヨーロッパにキリスト教とユダヤ教しか存在しないのは(東欧にはムスリムもいますが)、キリスト教徒によって異教徒が殲滅させられたからです。それはキリスト教の魅力という理由だけではなく、彼らが異教徒を迫害することに何の罪悪感も持たず、容赦ない迫害を加えることに躊躇しなかったからです。異教徒の殉教者の話が伝わってないのは、クリスチャンによる迫害が徹底したものだったからに過ぎません。

あるいはイベリア半島のレコンキスタもキリスト教のそういう一面を表しています。イベリア半島は長くムスリム(イスラム教徒)によって支配されていましたが、そのころはムスリムもキリスト教徒もユダヤ教徒も平和に共存していました。しかし、スペイン王国が1492年にグラナダのナスル朝を滅ぼしてイスラーム勢力を駆逐すると、国内のムスリムを追放したのはもちろん、ユダヤ教徒も拷問によって改宗させ、改宗しないものは国外に追放しました。

日本でもキリシタン大名による神社仏閣の打ち壊しがあり(宗教迫害が始まっていたわけです)、これがキリシタン迫害の原因の一つとなっています。クリスチャンがキリシタン迫害を批判するとき、自分たちの側の宗教迫害から始まっていることには触れない、あるいは正当化するという姿勢には注意をする必要があると思います。また、同時期の新大陸で行われた旧来の宗教と文化に対する破壊行為も同時に注目する必要があるでしょう。

どんな宗教でも同じですが、独善的な信仰者というのは極めて危険な存在です。まして、自分たちの宗教を広めるために、あの手この手を使って他宗教を攻撃しようとする輩を放置しておくことは、カルトの信者の反社会的行為を容認するのと同じぐらいの問題です。

日本のキリスト教(特にプロテスタント)についていえば、その歴史性(日本における歴史は幕末・明治までしかさかのぼらない)から考えても、西洋においては伝統宗教であっても、日本においては新宗教と変わりません。特に信者のメンタリティにおいては「高級な新宗教」と見て間違いないでしょう。

そもそも、今回問題になっている神社など、ほとんど習俗になっているもので、小学校でクリスマス集会をするのと同程度のことです。伝統に根ざしているぶん、大切にしてしかるべきものだと思います。

政教分離を厳密に適用し、細かいところに目くじらを立てて、クリスマスもするな、お祭りにも関わるななどと対立するギスギスした社会よりも、地域のコミュニティや伝統を尊重しながら適宜運用するほうが健全ではないでしょうか。

原告となったクリスチャンやそれを指示するキリスト教界の人たちには、それがイエス・キリストの説いた愛なのかということを聞いてみたいものです。信仰が人間関係や地域コミュニティの軋轢の原因になるなんて、恥ずかしいことだと思います。

こういう信者が現れることを予知していたからこそ、イエス・キリストはこう言ったのかもしれません。

「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国にはいるわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。かの日には、大勢の者がわたしに、『主よ、主よ、わたしたちは御名によって預言し、御名によって悪霊を追い出し、御名によって奇跡をいろいろ行ったではありませんか』と言うであろう。そのとき、わたしはきっぱりとこう言おう。『あなたたちのことは全然知らない。不法を働く者ども、わたしから離れ去れ。』(『マタイによる福音書』7章21~23節)

読んでわかるとおり、不法を働いたと言われることになっているのは、決して不熱心な信仰者ではなく、むしろ熱心な信仰者です。熱心であっても、天の父の御心ではないことを行うから、「知らない」と言われるのです。彼らが彼らの救い主に「離れ去れ」と言われないためにも、彼らの宗教迫害を許すべきではありません。

というわけで、東ブログでは、今後もクリスチャンに限らず排他的・独善的な宗教のあり方に対しては徹底して批判していくつもりです。

心神(わがたましい)を傷ましむること莫れ。ありがとうございます。

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