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2010-01-29

大本「基本宣伝歌」考(1)

昨日までの内容で、先祖の因縁についての誤った解釈について一通り説明しました。しかし、先祖の因縁の問題というのは、しょせん「莫令傷心神(わがたましいをいたましむることなかれ)」という主旨からいえば中心的課題ではありません。

まあ、誤った先祖の因縁だの前世の因縁などを信じていると、心神(わがたましい)を傷め、また変な宗教もどきにつけ込まれることになりますから、これを正しておくことは必要なのですが。

ただ、延々と同じような内容を続けてきましたので、ちょっとこのあたりで気分転換をしたくなりました。そこで、これまでとは趣向を変えて、大本(大本教)に関する話題を取り上げてみたいと思います。先祖の因縁はしばらくお休み。

※なお、大本教というのは通称で、正式には「大本」です。

タイトルの『基本宣伝歌』とは、大本の聖典である『霊界物語』の冒頭にある七五調の歌です。

※大本には出口なお開祖と出口王仁三郎聖師という二人の教祖がいます。そして、出口なおのお筆先を出口王仁三郎が整理した『大本神諭』と出口王仁三郎の口述筆記になる『霊界物語』を二大聖典としています。『霊界物語』は81巻83冊(64巻が上下二冊、さらに特別篇一冊がある)に及ぶ大部の著です。本来は120巻を予定していたとされますが、昭和10年の第二次大本弾圧により、中断してしまいました。

大本では、他宗教における伝道・布教を「宣伝」といい、伝道師・布教師を「宣伝師」と呼びます。真の神の宣べ伝えるということによります。霊界物語には数多くの宣伝師が登場し、さまざまな場面で宣伝歌を歌います。そして、その言霊の力で人々を感化したり、悪神を言向(ことむ)け和(やわ)します。

言向け和すとは、言霊の力によって荒ぶる神々をなだめ、帰服させることです。

その宣伝歌の中でも、もっとも教えの核心を端的に表したものが基本宣伝歌であり、大本の祭祀において賛美歌としても歌われています。これについて考えてみようというわけです。

基本宣伝歌

朝日は照るとも曇るとも
月は盈(み)つとも虧(か)くるとも
たとえ大地は沈むとも
曲津(まがつ)の神は荒(すさ)ぶとも
誠の力は世を救う

三千世界の梅の花
一度に開く神の教(のり)
開いて散りて実を結ぶ
月日と地(つち)の恩を知れ
この世を救う生神(いきがみ)
高天原(たかあまはら)に神集う

神が表に現れて
善と悪とを立別ける
この世を造りし神直日(かんなおひ)
心も広き大直日(おおなおひ)
ただ何事も人の世は
直日(なおひ)に見直せ聞直せ
身の過ちは宣(の)り直せ。


実に雄大かつ感動的な救済の宣言ではないでしょうか。

ところで、この宣伝歌について考えてみようというのには二つの理由があります。第一は、私が好きであるという非常に単純な理由です。この歌は「莫令傷心神(わがたましいをいたましむることなかれ)」ということと深く関わっています。

第二は、この基本宣伝歌がわかれば、霊界物語の言わんとするところがわかるという出口王仁三郎聖師の言葉があることによります。

『霊界物語』第一巻の「付記 霊界物語について」に、王仁三郎聖師は次のように書いています。

「霊界物語は総計壱百二十巻をもつて完成する予定になつてをります。しかしながらこれだけ浩瀚(こうかん)なる著述を全部読了せなくては、神幽現の三界の経緯が判らないなどと思ふのは間違ひの甚だしきものです。経を訓むには、冒頭の一篇を十分に頑味(がんみ)して腹にたたみ込めば、すべての精神が明瞭に解しえら得らるるものです。……(中略)……本書もまた第一巻のある一点を読めば全巻の精神が判るはずである。本書の基本宣伝歌三章だけでも全部の大精神が判る。(後略)」

もちろん、王仁三郎聖師は霊界物語の拝読を非常に重視しており、信者たちに何度も霊界物語を読むように指導しています。ですから、大本の信者の実践は、まず霊界物語の拝読であるべきなのです。

しかし、私自身は昔、霊界物語は48巻まで読んで、ついに息切れしたのでした。読むことに息切れというより、先立つものが息切れ。大本教団の出版社である天声社版で読んでいたのですが、全巻そろえようとすると軽く10万円を超えるのです。

当時、まだ他教団の不信者(信じていないけど形の上では信者)であり、また、大本だけが関心の対象というわけではありませんでしたので、そこまでお金と時間をつぎ込む余裕がなかったわけです(お金と時間がないのは今も同じ)。

そこで、王仁三郎聖師の言葉を見直し、なるほど、基本宣伝歌を十分に理解し、「腹にたたみ込めば」、霊界物語の言わんとするところがわかるはず。なら、お金も時間も余裕がなく、しかも大本の信者というわけでもない私にとっては、基本宣伝歌の理解が一番の近道だと考えたわけです(大本の信者なら、どのようにしてでも霊界物語をそろえ、拝読する時間をひねり出すべきでしょうが)。

ということで、基本宣伝歌について考えてみたいと思います。

心神(わがたましい)を傷ましむること莫れ。ありがとうございます。

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