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2010-01-31

「信仰熱心な」信仰者

卞牧師(国際福音キリスト教会)の本国には、こんな信仰熱心(?)な信者もいるようです。

“信仰心低い”教会に火をつけた疑惑30代女性立件(東亜日報)
http://www.excite-webtl.jp/world/korean/web/?wb_url=http%3A%2F%2Fnews.donga.com%2FSeries%2FList_70030000000116%2F3%2F70030000000116%2F20100127%2F25727529%2F1&wb_lp=KOJA&wb_dis=2


江原(カンウォン),平昌(ピョンチャン)警察署は26日自身が通った教会に不満を抱いて火を付けた疑惑(一般建造物放火)でイ某氏(33・で・平昌郡(ピョンチャングン))を捕まえて調査中だ。

警察によればイ氏は去る21日午後6時53分頃平昌郡(ピョンチャングン),大関嶺面(テグァルリョンミョン),横渓里(フェンゲリ)某教会に入ってカスライトで椅子などに火を付けて500万ウォン余りの財産被害を出した疑惑を受けている。

警察は昨年12月から1ヶ月余りの間この教会一般信者で活動したイ氏が'教会が自身の信仰心に達し得ない'などの不満を抱いて犯行を犯したと明らかにした。

またイ氏は去る19日にもこの教会にタマゴ10ヶ余りを投擲したと分かった。

警察は教会で火事が起こる当時イ氏が教会に入って出てくる場面が入れられたCCTVを土台にイ氏を捕まえたし,調査を終え次第拘束令状を申請する方針だ。

しかしイ氏は自身の疑惑を全面否認していると伝えられた。
(ここまで引用)

教会の信仰が、自分の信仰のレベルに達していないということで、腹を立てて放火したという容疑だそうです。ただし、本人は全面否認しているようです。この話が本当だとすればですが、腹を立てて放火したということだけで本人の信仰のレベルがわかろうというものです。

まあ、ここまで極端なことをする人は滅多にいないでしょうし、カッとなると自宅だろうが何だろうが放火するというのは、どうも民族性もあるようですから、信仰者全般にそのまま適用することはできませんが、でも、こういう信仰のはき違えというのは特別珍しいことではないだろうと思います。

特に、自分は純粋で熱心で、神様から特別愛されていると錯覚しているような信者。言い換えれば、一見すると、見るからにとてもすばらしい信仰者。

だいたい、そういう見るからにすばらしい信仰者というのは、中身はたいしたことありません。何しろ「立派な信仰者」としての外見を整えることにエネルギーを費やしていますから、信仰者としての内実を育てていくほうに回すエネルギーが残ってないからです。

しかし、この世で信仰者としての評価をするのは神様ではなく人間ですから、そういう信仰者としての外見を整えることに熱心な(中身のない)信仰者(?)が評価されます。当然、聖職者においても、中身はともかくとして、いかにも信仰者らしい外見を持ち、言動をする人が評価されるようになるわけです。

※ただし、これは特に現世利益などを蔑視する「純粋」で「高尚」な宗教に顕著なことで、現世利益を重視する宗教では状況が変わります。なぜなら、現世利益を重視する以上、結果が出なければだめですから、中身を備えていることが必要になるわけです。とはいえ、そういう宗教でも見た目や舞台装置でたぶらかすことは可能ですから、建国記念日に護摩を焚くどこかの教団のような例も存在しうるわけです。

国際福音キリスト教会の卞容疑者のような牧師が出てくる理由はここにあります。つまり、優れた信仰者としての外見を整えることに全精力を傾け、周囲から高い評価を受けるようになり、信者が集まるようになっても、信仰者としての内実は全然伴っていない。言い換えれば、一般の人ほども人格を成長させる努力をしていない。資質が悪いと一般人以下の人格のままである可能性は多分にありますから、卞容疑者みたいな人が出てきても不思議はないわけです。

そもそもプロテスタントの信仰義認説というのは、理屈はともかくとして、人からどう見られようと自分の信仰がきちんと立っていれば神様から義と認められますよという話です。その「信仰」が、イエス・キリストの福音を信じるという形を取っているだけのことです。

ところが、この信仰を立てるということは目に見えないことであり、しかも普通の人は神様の目より人の目を恐れますから(この点で、ルース・ベネディクトの「恥の文化」「罪の文化」というのは、実態を無視した単なる表面的解釈に過ぎません)、目に見える信仰者としての外見を整えることに意識が向くようになるわけです。

まあ、プロテスタントだけの問題ではないのですけど。

心神(わがたましい)を傷ましむること莫れ。ありがとうございます。

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