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2010-02-06

大本「基本宣伝歌」考(5)

それでは基本宣伝歌の第二章を見ていきます。

三千世界の梅の花
一度に開く神の教(のり)
開いて散りて実を結ぶ
月日と地(つち)の恩を知れ
この世を救う生神(いきがみ)
高天原(たかあまはら)に神集う


この章は、だいたい理解できると思いますが、大本の教えが前提になっているので、そのあたりを確認しておきたいと思います。

三千世界の梅の花
一度に開く神の教(のり)


これは、大本神諭の中の「初発の神諭(しょっぱつのしんゆ)を踏まえています。

三ぜん世界一同に開く梅の花、艮(うしとら)の金神(こんじん)の世に成りたぞよ。
梅で開いて松で治める、神国の世になりたぞよ。
日本は神道、神が構わな行けぬ国であるぞよ。がいこくはけものの世、強いもの勝ちの、悪魔ばかりの国であるぞよ。日本もけものの世になりて居るぞよ。尻の毛まで抜かれて居りても、未(ま)だ眼が覚めん暗がりの世になりて居るぞよ。
是では、国は立ちては行かんから、神が表に現れて、三千世界の立替え立直しを致すぞよ。用意を成されよ。
この世は全然(さっぱり)、新(さら)つの世に替えて了(しま)うぞよ。
三千世界の大洗濯、大掃除を致して、天下太平に世を治めて、万古末代(まんごまつだい)続く神国の世に致すぞよ。神の申した事は一分一厘違わんぞよ。毛筋の横幅ほども間違いはないぞよ。
これが違うたら、神は此の世に居らんぞよ。


これは明治25年の節分の夜、出口なお開祖が初めて神懸かったときに述べた内容だとされています。価値観が混乱する当時の社会情勢の中で、知識人を含む多くの人々を惹きつけた内容です。

三千世界は仏教用語ですが、ここでは全世界の意味にとっておけばよいと思います。梅は厳寒の中で他に先駆けて花を咲かせ、松は常に緑であることから、梅で開いて松で治めるとは、この「悪魔ばかりの」厳しい世の中で神様の経綸が出発し、永遠に変わることのない神の支配、理想の世界が来ることを宣言しているわけです。これを知識人たちが「ヨハネの黙示録」や「法滅尽経」に匹敵する内容と見なし、惹きつけられたわけです。

ところで、この初発の神諭と基本宣伝歌では、「三千世界の梅の花」の意味に少々違いがあります。神諭では、梅の花は神の経綸、あるいは神の支配のようなニュアンスで用いられているのに対し、基本宣伝歌では「神の教」とされています。

つまり、神諭では人間の努力などとは無関係に神様が立替え立直しを行い、人間はそれに乗るか乗らないかという印象であるのに対し、基本宣伝歌では、神様が示すのは教えであって、それを具体的に形にしていくのは人間だとされているわけです。

さらに神諭では「梅で開いて松で治める」と、一度経綸が動き始めれば、そのまま成就するかのような印象であるのに対し、基本宣伝歌では「開いて散りて実を結ぶ」と、一旦は経綸が無に帰すかのような状況になることを示しています。これは、第一次大本弾圧を受けてのものなので、当然ともいえるのですが。

この部分については、霊界物語に次のような内容があります。

地上に散布せられたる星光は、多年の労苦に洗練されて天授の真霊魂(しんれいこん)に立替(たちか)はり、ことに美(うる)はしき神人として地上に各自身魂(みたま)相応の神徳を発揮することとなつた、これらの顛末を称して、
『三千世界一度に開く梅の花』
と謂(い)ひ、また各身魂の美はしき神人と生れて、神業に参加するの状態を指して、
『開いて散りて実を結び、スの種子を養ふ』
といふのである。


つまり、大本に集まっている人たちに対し、ただ助かるために来ているのではなく、因縁ある身魂を受け、神業に参加するために集まってきているのだということを説いているわけです。

次回に続きます。

心神(わがたましい)を傷ましむること莫れ。ありがとうございます。

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